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シンガポール南洋工科大学
本計画は、エンジニアリング・情報科学・経営・保健の4学部(学生数12,000人・職員1,350人)で構成された工科大学の国際指名設計競技である。 配置計画は、人々で賑わう「街」をつくるというコンセプトのもと、南北700mに伸びるスパイン(メインストリート)と東西両側に置かれた施設群、そして各施設を最短距離で結ぶ45度振れた歩道を骨格としている。スパインの地下にはユーティリティーコリドールが設けられている。 建物は、自然の力をできるだけ活用したエコロジカルなものにするため、中央部を全て吹抜けとし、光を出来るだけ内部に取り込んでいる。また教室棟では1階をピロティとし、通風状態良好な形態とし、屋上にはソーラーパネルを置き太陽熱を有効にとりいれている。また、施設間の空地は全て緑で覆われ、輻射熱に対する配慮を行い、かつ緑あふれる街なみをつくっている。 尚、この計画は、長島孝一をチーフアーキテクトとしてRDC Architect,Ishimoto Architectual & Engineering 及びAURが共同制作として行い、最優秀賞の一つを得ている。