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  • 信楽の多目的ホール

    琵琶湖の南側の山里に敷地はあり、既にミノル・ヤマサキや吉村順三による建物群が存在す る。 ここに新たにカレッジ講義、演劇等に使われる2,000人収容の多目的ホールを建殺することに なった。建物は斜面に半ば埋まった形になっており、屋上は既存地盤と同レベルで広場となっている。唯一のファサードは前面道路のカーブに治った銅板庇付の三段の大ガラススクリーンとなって、谷の同い側の山林を映し出している。 ホール内部は、ステージを源として知識の流れ出る様を、重層する曲面壁で表現している。 曲面壁は、ホワイェ、ギャラリー空間まで連続し、ホール内外の連続感を生み出している。 室内の色彩は白と灰色を基調とし、ディテールを極力目立たなくして清潔で透明感のある空間とした。