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dima
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援助マリア会福山修道院聖堂
この小聖堂は、援助マリア修道院に隣接した修道院全体の祈りの場である。聖堂の上半分はRCによる西欧的空間の要素に支配され、下半分は円柱を除く木の素材により日本的水平流動型の空間が意識される。総体的な空間体験として、日本的であり西欧的でもある複合的なものを目ざした。 聖堂の本体は障子で囲まれており、これを取り外すことによって200~300人の礼拝が可能になる。祭壇には上部からトップライトで自然光が入り、石庭から回り込んでいる壁下の白い玉砂利に反映して、透明感と奥行きをつくり出している。祭壇と壁の間には格子のスクリーンが立ち、その背後に木製の十字架が自立してある。十字架の中央部は格子に開けられた雲型の穴から直接に見えるようにし、日本の心の表現を求めた。