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  • 援助マリア修道会C棟

    この建物は、修道院における日常治動の人数単位である、十数人の小コミュ二ティがかかわり会いながら生活する大きな家としての性格をもつ。コミュニティの中心を象徴するものとして、直径2.25mの円卓を据え、成員が建物内外へ出入りする場合には、必ずこの円卓の場を通り過ぎる動線計画とした。 外観においても大きな家という感じをもたせるため、建物全体のヴォリュームを分節して小さなスケールをもたせ、3つのヴォールト屋根でこれに対応させた。周囲が人家に囲まれているため、個室の前のバルコニーにはGRCによる格子グリルをもたせて心理的プライバシーを与えるとともに、デザイン的には軽快な感じを出した。