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dima
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逗子三角窓のアトリエ
逗子の海岸通り沿いの敷地には明治期の和風母屋と十年程前に増築きれた洋風家族室(逗子新宿の家)が建っているが、この小さなアトリエはその離れとして計画された。 構造は地階のみ鉄筋コンクリートで地上階は木造の計四層の建物である。地階の車庫は敷地地盤面が高いため前面道路と同一レベルである。 外観は道路に治って隣接する家族室との連続性を考慮して、外壁材料と色、軒高、壁面線をそろえた。また最も特徴的なのはほとんどの開口部が木製三角窓であることで、これらは赤、黄、青で縁どりされている。 内部は三角窓から入ってくる光であふれた明るい空間になっている。サンルーム的な玄関から屋根裏までをつなぐ吹抜けは、内部空間に一体感を与えている。屋根裏にのぽり障子を開けると三つのトップライト越しに逗子湾が見え、晴れた日には速く富士山を望むことができる。